自分をコントロールすることこそ一番大事だと思う

自分を愛するように、隣人を愛しなさい

聖句に「自分を愛するように、隣人を愛しなさい」とあると知らされたとき、深く考えたことがある。
自分を愛する人間って“ナルシスト”ではないか、と首をかしげて受け止めた記憶がある。
しかし、後半の「隣人を愛する」とは非常に尊いことだと思うが、その前提の基準となるものが「自分を愛する」ということだそう。

となると、自分を愛せない人は隣人を愛せないという解釈にもなる。

自分を正しく愛する

果たして、自分を正しく愛せている人はどれほどいるのだろうか。
自分を愛するということは、まず自分を正しく知る必要がある。

半世紀近く生きてきながら、自分のことをどのように理解し、評価しているのかと振り返ってみる。

自分探し

自分を知りたいという思いに駆られ、「自分探し」の旅に、という話はよく聞くが、やはり多くの人は、本当の自分を知らずに生きているのだろうか。

様々な環境下で影響を受けたり、努力して教養や技術を身に着けたりして、人は成長を図るものだと思うが、その過程で自分に対する正しい理解を深めているのかいうと疑問である。

自分を知る人

あらゆる人間関係を通じて、確かに、この人は「自分を理解・自覚している」と感じる人には、立場の上下関係なく、自然と尊敬心が湧いてきたように思う。